(市連協)
広島市学童保育連絡協議会
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〒730-0051 広島県 広島市中区大手町5丁目16-18 3F
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市連協の事を理解してください
目 次
ーー子どもたちの豊かな放課後を実現するために活動しています
ーー保護者OBが「賛同する個人」の立場で活動しています
ーー様々な問題対応で、現役保護者への引継ぎが後回しになってしまいました。
ーー現在は、有料化阻止の為の署名活動に重点を置いています
ーー市連協加入の保護者会より児童1人1500円の会費でまかなっています
ーー保護者会活動の手助け、情報入手です
ーー情報を知らず、子供にとって不利益となる現状が起こっている
ーー各小学校に放課後児童クラブ設置、放課後児童クラブ廃止案の撤回、有料化阻止などです
ーー存続不可能で消滅します
ーー広島市へのアピール力は格段に落ち、有料化、民営化などが加速され事でしょう
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Q:市連協は何の団体なのですか?
A:市連協は「広島市学童保育連絡協議会」といい、子どもたちの豊かな放課後を実現するために活動してい ます。誕生して58年になります。
保護者会、指導員労働組合、また賛同する個人で構成されています。
Q:市連協の役員は、放課後児童クラブの保護者ですか?
A:役員になった時は現役の保護者だった者も多くいますが、現在の会長、副会長、事務局長は全員、保護者 OBです。「賛同する個人」の立場で活動しています。
Q:どうしてOBが運営しているのですか。
A:最も大きな理由は、私たちの努力がたりず、現役世代に引き継ぎが出来ていませんでした。
この10年、学童保育の制度も激変しましたし、広島市は利用料有料化を毎年いい続け、市連協の歴史 の中でも飛びぬけて激動の時期でした。
また、この10年、労働や雇用の形態が大きく変わり、実質賃金は下がっています。子どもさんの学校の様子も変わってきて、現役保護者の働きながらの子育てそのものが大変になっていることが、現役世代の方に引き継ぎ出来なかった理由の背景にあると考えています。
引き継ぐ事への、私たちの努力が足りなかったと言えばその通りですが、なかなか そこまで手が回らなかったというのが率直な思いです。
次々に繰り出される国や市からの計画に対応しながら、かなり複雑な放課後児童クラブの制度を理解してもらい、活動に参加してもらうことが出来なかったということです。
Q:市連協はどんな活動をやっていますか?
A:市連協の活動の目的は、豊かな放課後の実現ですが、そのための5つの活動を「規約第3条」で定めています。
(1)まず一番は「豊かな保護者会活動をすすめる」ことです。ここが目的を実現するための最も 大事な活動と位置付けています。
(2)「学童保育の条件整備をすすめます」。署名活動や自治体への「 要望書」提出など。
(3)「学習及び調査研究」。広島学童保育研究集会はここにはいります。
(4)「 関係機関や団体などとの協力」。
(5)「その他、目的達成に必要な事業」。ここには会議を行うことや 、機関紙「いかだ」の発行などがあります。
しかしながら、現在は、「有料化」を阻止するため、指導員の待遇改善のための署名活動に力を入れています。
Q:市連協の財政はどうなっていますか?
A:市連協の財政は、主には加入保護者会からいただいている会費でまかなっています。
保護者会からいただいている会費は、子ども1人当たり年1500円です。
収支報告は毎年行う総会の出席者に渡しています 。
この財政で事務所を維持し、専従者を1人雇用しています。
保護者会や指導員からの問い合わせを受けるだけでなく、自治体への対応、他団体との協力、経理・実務など専従者が昼間から行う活動は多岐にわたります。
Q:市連協に加入しているメリットは何ですか?
A:普段はメリットを感じることはないとは思いますが、何と言っても一番は、豊かな放課後をつくる最も大きな役割を果たす保護者会の活動について相談したり、応援を受けたり、学習の機会を得られることです。有料化の問題では、「市連協に入っていたおかげで情報を得ることができた。」と発言される保護者が多数いらっしゃいました。
市連協もお手伝いしながら保護者会活動をすすめていることが、いざという時に大きな力を発揮します 。
市連協を退会すれば会議も減るし、それは退会するメリットかもしれませんが、子どもにはデメリット が押し付けられ我慢させられている場合も少なからずあることを忘れてはならないと思います。
Q:市連協に加入・未加入の差はありますか?
A:☆豪雨・土石流災害が起こった時、指導員と一緒になって土砂撤去作業に奔走した加入保護者会と、指導員が“孤軍奮闘”した未加入保護者会と、そのあまりにも大きな違いに驚きました。
未加入保護者会の中には、故障したエアコンの買い替えをまた保護者会で行ったところも複数あります。
市がつけてくれること を知らなかったようです。
☆未加入施設の中には、畳がささくれ立ったまま、靴箱にカビなどが放置されたままになっているところもあります。指導員が要望しただけではなかなか改善してくれないことにあわせ 、保護者会が自治体に要求するということ自体を知らないケースもあります。
Q:市連協はこれまでどんなことをしてきたのですか?
A:最初の、今から見れば一番大きな実績は、小学校ごとに放課後児童クラブを設置させたことです。
広島市にお住いの方は「当たり前」と思うかもしれませんが、特に都市部、大阪市・京都市・名古屋市・横浜 市・川崎市などは、小学校ごとにはありません。名古屋市の人口は広島市の3倍ですが、放課後児童クラ ブの数は3分の2です。
市連協58年の歴史の中には、広島市が長期に拒否し続けたエアコンの設置や増設、民営化を止めてきたことや、無料を継続してきたこともあります。
40年前には、市は放課後児童クラブの廃止を提案しました 。
1500人もの保護者・指導員が市役所で座り込みを2日間にわたって行い、NHKは教育委員会vs保護者の公開討論会を放映し、提案を撤回させました。
あの時の保護者の奮闘がなかったら、とっくの昔に 放課後児童クラブそのものがなくなっていました。
Q:市連協に加入施設がなくなったらどうなりますか?
A:市連協という団体は、「市連協」に保護者会が集まってできているのではなく、保護者会が自主的に集まって「市連協」をつくっています。
だから、当然ですが、市連協は消滅します。
ただ、市連協の構成員には、賛同する個人と指導員がいるので、その人たちが実情に合った運営をしていくのかもしれません。
Q:市連協が無くなるとどうなりますか?
広島市へのアピール力は格段に弱まります。京都市は1997年まで無料でしたが、2000円の 利用料が強行され、今は最高額が1万円を超えています。京都市には市連協のような保護者会そのものがないことが背景にあります 。京都市は来年度も、減免で4600円だった方が1万3600円になるというので、大問題になっています。
やっぱり、大事なのは保護者会なのです