こんにちは。田中です。
トンガの海底火山の大噴火には驚きました。その衝撃波が津波を引き起こしたとも言われています。トンガは日本名「トンガ王国」で、人口はわずか10万超。たくさんの島から構成された国で、島々の南側には深い海溝があります。プレートが沈み込んでいるのでしょう。日本と同じ地震も多く火山もあります。
「太平洋」という言葉は、「天下太平(泰平)」と言う言葉があるくらい「穏やかな海」ということなのでしょうが、海の水は別として、海底の地面とそのずっと下は極めて活動的です。太平洋の海底の地面は、アメリカ大陸の西側で生まれ、年に数センチずつ西に移動し、日本の東の海溝に沈んでいます。ベルトコンベアのようです。日本列島は、太平洋の地面に乗ってやってきたたくさんの島がぶつかって出来上がったそうです。隕石が集まって地球ができたのとよく似ています。
こうした災害が起こるたびに、放課後児童クラブの防災態勢について、大丈夫なんだろうかと心配になります。南海トラフ巨大地震はこの30年のうちには確実にあります。津波が広島湾に入り込むのは3時間以上あとですから、避難はできます。しかし、プレハブなどの老朽施設は持ちこたえるでしょうか。建物がゆがんでドアが開かなくなる、窓ガラスが割れる、屋根が崩落する、切れた電線から火災が発生する…。避難所で子どもたちは安心して過ごし、遊びも保障されるのか…。心配はつきません。放課後対策課は、各小学校に防災備蓄があるから大丈夫としていますが、これまでの災害とは規模がちがいます。子どものための玩具や絵本があるでしょうか。日頃からの備えが勝負を決めます。
1月17日は阪神淡路大震災の27年目の日でした。3月11日は東日本大震災から11年目になります。こうした機会に、保護者会でも防災チェックを呼びかけたいと思います。(2022.1.19)
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