おはようございます。田中です。
佐伯区・五日市で、図書室での増設が持ち上がっています。先日、増設の要望書を出した安佐南区・原南でも市は図書室での増設を回答してきました。
確かに条例では、放課後児童クラブが利用している時間は専用室になればいいわけですが、その前に放課後児童クラブは「生活と遊びの場」だと規定されています。図書室がそれにふさわしいでしょうか。くつろぐ場所はありません。子どもたちの誕生日などの掲示もままなりません。子どもたちのランドセルを置くロッカーもありません。指導員は、毎日、図書室に玩具、おやつ、事務用品を運び込み、終わればすべて撤去しなければなりません。大変な負担です。
しかも、図書室は、本当に放課後に放課後児童クラブの専用施設にしていいのでしょうか。本を借りに来る子ども、返しに来る子どもはいないのでしょうか。放課後は、図書室は使えませんという仕組みが学校にとっても有意義でしょうか。
放課後児童クラブの増設場所がなければ、公的な施設を借り上げて公営で運営すればいいのです。民間を募集すると公営よりはるかにお金がかかります。放課後の予算がどんどん増えるという市の主張の裏側には、民間を無原則に拡大してきたことも多分にあります。(2022.6.6)
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