おはようございます。田中です。
特にコロナになってから、それ以前もありましたが、「おやつの時間が楽しくないから放課後児童クラブをやめたい」という声が出始めています。子どもの「やめたい」という言葉ほど、親を切なくする言葉はありません。
多くの施設で、同じ方向を向いて、お話はせず…は仕方ないとしても、おやつそのものが一口で食べたらもう終わりというものが広がっています。「塩分タブレット一つだけ」という施設もあると聞いております。指導員が保護者会に求めているようです。
厚生労働省の「放課後児童クラブ運営指針」には、おやつについて、おやつは発達保障として大事であることを踏まえて、2つのことが書かれています。ひとつは「補食」であること。子どもは胃が小さいので、給食から夕食までの時間に活用するエネルギー源を給食だけで摂取することはできません。そこで、おやつを補食として食べるのです。全国の放課後児童クラブでは「手作りおやつ」を提供しているところは拓さんありますが、おにぎり、うどん、ピザ、タコ焼き、パスタなど補食が主流です。もうひとつは、おやつの時間を「楽しい」時間にすることです。コロナであろうがなかろうが、「楽しい」ということが大事です。コロナ前から「楽しい」時間にする努力があったなら、いまも違う対応があったと思います。
そういう努力をされている指導員はもちろんいます。私たちは、放課後対策課に、指導員の優れた実践を交流し広げる「実践交流会」を持つよう提案しています。市は、お金の計算ばっかりで、「運営指針」さえ読んでいるという確証はありません。市が提出する文書の中に「運営指針」が登場したことはありません。(2022.6.6)
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