ウクライナ民話「てぶくろ」と子どもの権利条約
- hirogaku
- 2022年4月25日
- 読了時間: 2分
おはようございます。田中です。
前回はひろしまの子どもを守る実行委員会の「平和アピール」を紹介しました。今回はその解説の一部です。
「アピール」では、3番目の段落に「子どもの権利条約」を紹介しています。子どもはどのような社会の中で育つのかが条約前文に明記されています。「幸福、愛情、理解ある雰囲気の中で」、そして「平和、尊厳、自由、平等および連帯の精神に従って育てられるべき」だと言っています。
「平和」な環境でこそ子どもは育つというだけでなく、「連帯」という言葉にぜひ注目していただきたいと思い、条約前文をここに載せました。「連帯の精神」とはどういうことでしょうか。私はこう考えています。それは、過度の「競争」によって子どもを追い込むことではなく、また、この世は「自己責任」だから、幸せになるのも不幸せになるのもあなたの責任ですという押し付けでもなく、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という社会を築くということです。この「連帯」は、一番上の段落の「てぶくろ」のお話がそれを象徴しています。
寒い冬の朝、おじいさんが手袋を片方落としてしまいました。そこに、ネズミやカエルやウサギが「僕もいれて」「私もいれて」…「寒いから、みんな入って」と次々に迎えていきます。最後はクマもはいってきます。生き方も考え方もまったく違うもの同士が、一つの地球で助け合って生きていく姿を象徴するようなお話です。
そして、そういう子どもが育つ環境を木っ端みじんにしてしまうのが戦争です。だから、アピールの最後は「私たちはいかなる戦争にも反対です」と結んでいます。
「戦争」はともかくも、条約前文が指示した子どもが育つ条件は、国・自治体の責任であるだけでなく、ご家庭でも考えていくべきものだと考えています。(2022.4.25)
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