おはようございます。田中です。
昨日、仕事で車を走らせていたら、サンタクロースさんが住宅街を歩いていました。保育園かどこかでサンタのお仕事があったのかもしれません。私も保育園の保護者会副会長、放課後児童クラブ保護者会長の時、何度もサンタクロースをしました。「田中さんに頼めばやってくれるよ」という噂が広がったのか、まったくご縁のない保育園からもオファーがきました。
自分の保育園でサンタをした時、上の娘は完全に「サンタが来た」と信じていて、家でもずっと話していました。まんなかの娘は、「これは父親かもしれない」と疑惑をもったのでしょう、記念写真の時もずっとこっちを疑いの目で見ていました。したの娘はただただ怖がり泣いていました。ある保育園では、サンタさんは遠い国から来ることになっているから「英語で話してください」「いいかげんな英語でも通訳しますから」の無理な依頼。ありったけの英語でしたが、でもそれなりの英語だったのに、本当に「いいかげんな通訳」で話を無理やり進めていました。また別の保育園では、プレゼントを渡した後、保育士の劇の披露。ところが、「今日は保育士が1人休んだので、その役をやってください」と言われ、ロバだったかウマだったかの役を、台詞を大慌てで覚えてみごとにこなしました。出身の児童館でサンタをした後は、街で子どもに会うたびに「サンタになっとったじゃろう」と話しかけられました。
でもサンタはいいのです。赤い、比較的あったかい服を着せられます。長靴もはきます。悲惨なのは節分のオニ。裸にさせられ、赤い絵の具を体中に塗られ、雪の降る外やテラスで出番をじっと待つのです。保育園の遊戯室の暗幕を外して、ガウンとしてかけてくれた保育園もありました。暗幕はあったか~い。
私が保育士をしていたずっとずっと昔は、本当のマメを投げるので、落ちた豆を食べても大丈夫なように床をピッカピッカに磨いていました。だんだんと投げるマメも変わっていき、カラつきのピーナッツや、アレルギーから完全防御するために袋に入ったお菓子を投げつけられることもありました。先生や友だちを守るために本気でたたかう、将来のウルトラマンみたいな子もいるので、なかなかあなどれないバトルです。思いで話でした。(2021.12.17)
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