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タバコとコロナ、肺の病気は恐ろしいというお話

おはようございます。田中です。

 政府は、コロナ感染者のうち重症者は入院させるが、それ以外はホテルなどの療養施設か自宅療養にするという方針を発表しました。「原則入院」から「原則自宅療養」への方針の大転換を、医師や科学者に相談もなく決定しました。自宅療養者にはパルスオキシメーター(血中酸素飽和度を測る装置)を配る、容態が急変した時の入院ベッドは確保しておくと言っていますが、はっきり申し上げて、これは「棄民政策」(政治が国民を見捨てる政策)の一歩手前です。

すでに医療がひっ迫どころか崩壊寸前であることを、政府が認めたものです。こんな時、前の国会では入院ベッドを減らす法律を通しました。病床を減らした病院には私たちが払う消費税から“ご褒美”まで出すという、とんでもない法律です。こんな法律を通した反省もなく、ベッドが足りなくなるからという説明は。

 肺の病気はおそろしい。脳にも手にも足にも酸素がいかなくなるんですから。私の父は50年間、毎日50本のタバコを吸って、癌ではないけれど重篤な肺疾患でした。何度も急変を繰り返し、その時は上半身を起こすことはもちろん、頭をあげることすらできません。たちまち貧血になるのです。急変した人が救急車を呼べるのか、ドアのカギを開けることができるのか。家族と同居していても、家族を呼ぶことさえできないのではないでしょうか。父は、おそらく「このまま死ぬのか」という自覚もないまま、ストンとあの世に行ってしまいました。在宅で,死亡が続出するのではないかと思います。究極の切り捨て政治です。

 国の政治がこんなだから、市の放課後対策課も、「有料化」で放課後児童クラブに入所できない子どもがでてきても「しかたがない」という姿勢を公然と安心してとることができるのではないかと思います。7月末を回答期限にしていた「公開質問状」への回答はまだ届きません。「協議中」だそうです。

 私は父のおかげで、タバコ大嫌い人間に育つことができました。父の棺(ひつぎ)に、親戚は「タバコを1本入れてやれ」と言いましたが、母は絶対に許しませんでした。ちなみに「タバコ」は、スペインが中南米を征服した時、トリニダード・トバゴから持ち帰ったのが始まりです。「タバコ」と「トバゴ」、似てるでしょ。(2021.8.5)

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