おはようございます。田中です。
昨日、市議会文教委員会がありました。そこで、私たちの「公開質問状」には、あいまいにしか回答していなかったことが、少しずつ明らかにされていきました。順次、お知らせいたします。
今回お知らせするのは、徴収されて利用料がどう使われるのかです。議会で、市教育委員会は、サービス向上を望む保護者は9割で、7割以上がサービス向上のためには「有料化」もやむを得ないと考えていることが2018年のアンケートで明らかになっているとして、サービス向上策を7つ示して、その実現のために「有料化」することを表明しました。「公開質問状」では、徴収された利用料は、全て放課後児童クラブに使われるかのように回答していましたが、これにはごまかしがあることが文教委員会の議論で明らかになりました。
まず、保護者から徴収する利用料は月額で、①就学援助受給世帯は無料、②こども医療費補助対象世帯3000円、その他5000円で、総額3億2000万円になります。7つのサービス向上策にかかる経費は1億6000万円。議会では、利用料全額がサービス向上に使われないことを疑問視する意見もありました。
7つのサービス向上策のうち、夏休みの昼食の提供(お弁当代は保護者実費負担)は300~400円で、食べ残しや容器は持ち帰りになりそうです。おやつの提供を市が行う計画もあります。1人1回40~70円程度。年11万2000~2万円くらいになります。「これは助かる」とお考えの方も少なくないと思います。
しかし、結局、徴収される利用料のうち、サービス向上に使われるのは半分だけで、あとは広島市の収入としてあちこちに使われることになります。最初の市の説明は、「サービス向上のためなら、有料化もやむを得ない」と考えている保護者が多数だということでした。市の言い分からみても、サービス向上以外に利用料をつかってもいいなどとは誰も言っていません。これは、サービス向上を看板に掲げ、利用料を徴収し、その半分だけサービス向上に使い、あと半分はちょろまかすということでではないでしょうか。「ちょろまかす」…意味わかります?数量や金額をごまかして儲けることです。もう少し、下品に言うと、「サービス向上の代金です」と放課後対策課が徴収するお金の半分を、市財政課がピンハネするということです。(2021.9.25)
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