こんばんは。田中です。
降り続く雨。災害があちこちで起きました。私が住む近くの西区田方3丁目でも、14日夜に土石流が発生しました。この地域は西日本豪雨の時にも災害が起きています。その後何の手立てもとられてなかったのでしょうか。市内の河川では、まだあの時流れ込んだ砂が撤去されず、川底が上がったままになっているところがあります。たまった砂が中州になって、草木が生い茂っているところもあります。氾濫のハードルが下がっています。緑井では、7年前の市北部豪雨災害の時も被災したところが、また災害にあっています。防災は主には県の担当になっているようですが、市も広島空港まで4分短縮するためのトンネル、道路に1000億円もかける余裕があるなら、防災に力を尽くしてほしいと思います。2年後には地方選挙もあるのであえて言いますが、広島市区から選出される県会議員の責任は重大です。
2年ほど前、金沢大学の先生から市連協に電話がありました。―「災害と学童保育」について研究している。豪雨災害にあった各地の自治体から、その時の取り組みについて文書資料を取り寄せながら聞き取りを進めているが、広島市だけは、唯一、「文書を残していない」ので「わからない」と言われた。市連協で分かることがあれば教えてほしいーというものでした。私たちは、市の取り組みを文書にまとめ、全国の会議でも報告してましたので、すぐにお話することができました。何が起きても、検証しないのは広島市の体質なのでしょうか。
人類史上未曽有の事態になっている新型コロナから子どもを守る取り組みについて、私たちは、子どもの権利を守り、子どもの貧困対策としてどのような努力をしたのか、その成果はどうだったのか、検証を行い公表してほしいと要望しました。評価すべき点も多々あると思いますが、市からは、「検証する」とも「しない」とも明記しない意味不明な回答が返っています。
どうやら広島市は、文書類はつくらないことを、過去も現在も建前にされているようです。放課後児童クラブの利用料を有料化しなければならない根拠についても、正式の文書も議事録も「存在しない」と回答しているくらいですから。(2021.8.17)
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