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女性天皇と子育てとジェンダー平等

  • hirogaku
  • 2022年1月25日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。田中です。

 国会で「女性天皇は是が非か」が議論になっているのをご存じでしょうか。政府の諮問機関が出した答えは「ダメ」。天皇は男だけだと答申しました。

 日本史に詳しいわけではありませんが、日本の中世の貴族の婚姻制度は「通い婚」だったため、当時の女性の地位は世界的にはかなり高かったと思います。「通い婚」は、婚姻関係を結んだ男性が、夜ごと妻の寝所を訪ねるという制度です。この仕組みでは、できた子どもが本当は誰の子なのかは「妻のみぞ知る」というわけで、母系社会でした。今は男性を中心軸に家系図を書くことが多いのですが、当時は女性を中心軸に家系図が書かれていました。そうした時代背景もあって、清少納言や紫式部などの女流作家、北条政子のような女性政治家も現れたと理解しております。女性天皇もたくさんいました。最初は推古天皇で西暦600年前後の時期です。全部で10人いらっしゃるそうです。

 現在の天皇は憲法に規定された一つの制度ですから、女性天皇の是非も憲法で考えなければなりません。憲法第1条では、天皇は「日本国民の統合の象徴」と書かれています。日本国民には男も女も、その他の性を持った多様な人がいます。多様な性を持つ国民の象徴なら、別に男性に限ることはありません。しかも、憲法の全体系から見れば、女性は認めない理由は見当たりません。諮問機関の回答は最初から、男性だけだと決めつけたものでした。「女性は男性に比べ能力に劣る」「女は不浄」だとか非科学的な偏見にとらわれているのではないかと疑ってしまいます。

 日本の社会は、企業がジェンダー不平等を土台にしながら儲けを増やしていると思います。女性が家事を担うものだと小さい頃から押し付けて、仕事が早く終えるように非正規に流し込む。超低賃金で働かせています。コロナ禍で雇用の調整弁に使われています。女性が子守りや家事をするのだから、男性は何時まででも働かせることができるという仕組みです。私はかつて、フランスでは、子育て中のお母さんに残業を命じたら、「子どもの権利条約」に基づき児童虐待として国から監督を受けるという話を聞き、そこら中で話してきました。しかし、お母さんだけでなくお父さんも、まともな時間にうちに帰って、子育てに協力して取り組める社会をつくらなくちゃいけないと思うようになりました。「8時間働けばまともに暮らせる社会を」と多くの労働組合が要求していますが、これには大賛成ですが、世界の趨勢(すうせい)から見て、もう「8時間」は長すぎると思います。

 いったい日本は、これだけ世界で問題になっている「ジェンダー不平等」から、いつ抜け出すきざしを見せるのでしょうか。(2022.1.25)


 
 
 

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