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学校・子ども施設でのクラスター発生数が飲食店を上回る

こんばんは。田中です。

 ワクチン接種が進み高齢者施設でのクラスター発生数が減少するなか、学校や子ども施設では増加傾向にあります。7月5日から14日までの調査で、企業内でのクラスター発生が最多の31件、子ども施設は2位の27件。飲食店の22件より多くなっています。東京都の専門家による会議(モニタリング会議)は「若年層への感染拡大に警戒が必要」とし、若年層でも重症化する可能性があると警告を発しました。

 私たちが請願し実らせた、子どもに関わる職員へのワクチン優先接種がはじまり、指導員の先生も優先的に予約をとっています。この請願は市連協が子どもを守る実行委員会に提起したもので、とてもタイムリーで重要なものでした。市連協が総会で、コロナ禍の活動は、①コロナ感染から子どもと保護者を守る、②コロナ禍でも充実した放課後を求める活動を止めない、という「2つの心構え」で今年度の活動に取り組むと決めた最初の成果です。「意見を言えば、政治が動く」ことも久しぶりに実感できました。

 実は、政令市のなかでも対応はまちまちです。少なくとも札幌、仙台、さいたま、新潟、京都、大阪、堺、神戸、岡山、広島、北九州、福岡は、教職員、幼稚園、保育園、放課後児童クラブ職員の優先接種を決めています。福岡はすでに2回目がほぼ終わりました。広島市のように、放課後デイの職員まで対象にしている市はないようです。先駆的でした。

一方、名古屋市は優先接種の範囲を、保育士、幼稚園教諭、特別支援学校教諭に限定。浜松市は、学校と保育園の職員のみ。相模原市は、放課後児童クラブ指導員は除外しています。また、新潟、大阪、神戸、岡山などで、優先接種は決めていても、国からのワクチン供給不足で実施にさまざまな影響が出ているところもあります。

 「2つの心構え」は、言ってしまえば例年の「2倍努力する」ということです。昨年度も忙しかったけど、今年も忙しくなりそうです。(2021.7.20)

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