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広島市と中国新聞社はすでに持ちつ持たれつ

こんにちは。田中です。

また急に寒くなりました。先日、米軍のコロナ感染急増について書きました。最近の報道によると、米兵は日本以外の国に行くときには検査を受けていくのに、岩国基地(山口)と嘉手納基地(沖縄)に行くときだけは検査無用であることを示す米軍文書が存在するとのことでした。まったく、日本はアメリカに何でも言いなりだから、小馬鹿にされているんでしょうね。

さて、最近の驚愕の記事。大阪府と読売新聞が「包括連携協定」を結んだという記事です。マスメディアがこんなことをしたら、府政を監視し、府民の視線で批判することなどできなくなってしまいます。ジャーナリズム精神の放棄です。この記事に触れた時、「中国新聞」のことが頭をよぎりました。読売の上を行っているからです。「中国新聞」の関係者の方には申し訳ありませんが、書かずにはいられません。

中国新聞は昨年2月18日の記事で、市長は旧市民球場跡地再開発など大型開発にばかり熱心で、その一方で子どもに「痛み」(就学援助の削減、放課後児童クラブ利用料の有料化)を押し付けようとしていると書きました。ところが、半年前には自ら批判的な記事にしていた球場跡地の開発・運営に携わる共同企業体に、中国新聞社も参加してしまいました。広島市と中国新聞社はすでに持ちつ持たれつという関係です。これで市政を批判できますか。記事の通りなら、中国新聞社自身が、子どもを踏みつけにして吸い上げた「甘い汁」にむらがるということです。市民や子どもに「痛み」が押し付けられるほど、中国新聞社は儲かるという構図です。

広島市と中国新聞社との関係については、最近、市民や保護者から疑念の声が出ていました。放課後児童クラブの有料化に関わる記事が一昨年末から2度掲載されましたが、指導員にも知らされない内容がマスコミから突然報道され、指導員が驚くということがありました。また、有料化について、市は自ら機会をもって市民や保護者に直接説明することはかたくなに拒否する一方で、中国新聞を通じてその内容を伝えています。中国新聞は放課後対策課からの情報を、まるで市の広報紙であるかのようにそのまま無批判に流しています。以前なら、必ず市連協会長の談話をとるとか、「有料化されたら困る」と言う保護者の声を記事に挿入していました。

読売新聞も中国新聞もー私は穏やかで丁寧で上品な言葉遣いができなくて申し訳ないのですがーはっきり言って“堕落”です。(2022.1.12)

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