こんばんは。田中です。
5月8日(日)、広島市母親大会で、「どうなる広島市の子どもたち」のテーマでパネルディスカッションが行われ、学校給食民営化、子ども図書館移転、GIGAスクール構想の3人のパネラーと並んで、放課後児童クラブ利用料有料化について私が話しました。
この母親大会という取り組みは戦後直後からの運動で、ポリオワクチンを日本で普及させたのもこの母親運動でした。広島の学童保育とも関わり合いが深く、全国母親大会に参加した60年前のお母さんたちが、そこで「学童保育」というものを知り、広島で開設の取り組みをはじめ、1966年に市が直営にしたのが今の放課後児童クラブです。文字通り、広島市の学童保育の“母”です。
市連協未加入の保護者会の役員だったという方も参加されており、有料化は入所する子どもを減らすためではないか、有料化の理由はなにかと質問されました。広島市は、入所児童数を減らすためという明確な動機は持っていないとは思いますが、有料化されれば入所希望者そのものが減るのは全国どこでも起こっていることです。全国には、利用料のために申し込みさえできない子どもが数十万人いると推計されています。申し込みをしていないので、待機児童にもカウントされません。社会のなんらのセーフティーネットもありません。
広島市でも、行政の責任で史上初めて、経済的理由によって申し込みさえできない子どもが生まれそうです。広島市の放課後事業の変質につながると思います。(2022.5.13)
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