理由を聴く前から「しょうがない」?
- hirogaku
- 2022年3月4日
- 読了時間: 2分
おはようございます。田中です。
有料化にかかわって、「しょうがない」「しかたない」「払うしかない」などの声が出ていると聞きます。でも、それはちょっと待ってほしい。広島市はまだ、なぜ有料化しなければ市の財政が成り立たないのか、一度も説明していません。議会にさえも説明していません。そもそも、それを記した文書さえありません。あるとされているのは、放課後対策課の課長の大脳の中だけです。「しょうがない」と思うのは、有料化の理由を聴いてからでも遅くはないと思うのです。
私たちは、保護者会に、市連協・l区連協が全面バックアップするので、市の担当課を読んで説明を聴き、自分たちの意見を伝える「説明・懇談会」の開催を呼びかけています。対策課の課長は「対応する」と議会で答弁しています。それを聴いて、少しでも納得するところがあったら、「しょうがない」「しかたない」と思ってもらえたら都思います。
市から見れば、本当は有料化する理由など説明できないのに(おそらく)、保護者のみなさんが「しょうがない」「しかたがない」と「納得」して払ってくれ、以後なんの不満も、陰では言っても、市には伝わってこないならば、こんなに助かることはありません。どんな市民負担もやりたい放題です。
「最近の若者は我慢がたりない」と言われることがあります。この「若者」の範囲には、いま子育て中の世代も入っていると思います。私の娘は小2から中3まで不登校を貫いた生粋の不登校児で、“不登校児の生徒会長”みたいなものですが、彼女と話しているとよくわかります。子どもの頃から、「それは先生が決めたこと」「校則で決まっているから」と理由も分からず我慢させられることばかりだったと。「我慢が足りない」のではなく、我慢が多すぎて「もう我慢ができない」のだと。不登校は、自分を見失うほどの我慢の世界から「逃避」ではなく、そこを「回避」して、自分の気持ちを素直に語ることのできる世界をつくりながら歩んでいくことなのだと。親はそれを見守り、時々助けるだけです。
「しょうがない」と理由を聴く前から自分を「納得」させる傾向の背景には、そんな日本の教育の現実も横たわっているのではないかと思います。(2022.3.4)
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