こんばんは。田中です
10月19日公示、31日投票で衆議院選挙が行われます。ここで、豆知識を2つ。
(1)なぜ衆議院選挙のことを「総選挙」とも呼ぶのか。参議院選挙は議員の半分ずつを選挙で選ぶのに対し、衆議院選挙は、衆議院議員の全員が選挙によって選び直されるからです。14日に解散すると言っていますから、今現職の衆議院議員は選挙中の肩書は全員、「前衆議院議員」になります。
(2)選挙「公示」と「告示」はどう違うのか。衆議院の通常選挙、参議院の通常選挙は「公示」。これは憲法の手続き上では、天皇が内閣の助言のもとに日程を決める建前になっているからです。「告示」となるのは、衆参の補欠選挙、知事、県議会、市長、市議会の選挙です。「公示」「告示」の日から、法律に基づく選挙戦が開始され、公営掲示板にポスターがはられます。
衆議院選挙がたたかわれている最中の10月28日に、広島県知事選挙が「告示」されます。さらに安佐南区では、11月5日に県議会(安佐南選挙区)補欠選挙が「告示」されます。この2つの選挙の投票日は、11月14日です。
今回の総選挙で私の一番の関心は、気候変動問題です。いわゆる大気中の二酸化炭素濃度をどうやって上がらないようにするのかということ。各党とも政策を出しています。各家庭や個人でも様々な努力をされていると思いますが、政治の力なしに濃度を下げることは不可能です。
しかも、期限はあと9年。2030年までに人間が排出する二酸化炭素の量を今の半分にできなければ、取り返しのつかないことになります。みなさんのお子さんがお父さん、お母さんになるころには、8月の日本は北海道から九州まで軒並み40度になり、900ヘクトパスカル、最大風速70mというような超強力な巨大台風が何度も襲い掛かるようになることは、もう疑う余地はありません。これに解決策を示すことができない政党は、もう政党としての存在意義を失っています。
だいたい各党の政策が出そろいました。ポスターを見て、ビラを読んで、政見放送を聞いて、あなたの考えで、ぜひ投票に行ってほしいと思います。(2021.10.12)
Comments