こんにちは。田中です。
先日、母の七回忌で田舎のお寺に行ってきました。以前も書きましたように、法事の後は恒例の学習討論会です。私の最初の質問は、「観音様は男ですか、女ですか」。住職の答えは「男でも、女でもない。エンマ大王にいたるまで、性別が明確になっている者はいない」「元祖LGBT」というものでした。この問題でしばし懇談。
いま開催中のオリンピックでも、この問題での進化がみられます。体が女性で心が男性の選手は無条件に「男子種目」に出場できます。体が女性で心が男性の選手は女性ホルモン値の条件はありますが「女子種目」に出場できます。最近では、トイレについても配慮が広がっています。男性・女性に限らず誰でも使える個室も増えてきました。また、体は女性で心が男性の人が使いやすいように、男性トイレに個室を大幅に増やす工夫も出ています。体が男性で心が女性の人も、使っているようです。国の政策で進めているところもあります。
子どもの13人に1人が「性」について様々な違和感をもっていると言われています。市内の民間放課後児童クラブのなかには、トイレを「男性用」「女性用」と明確に表示せず、子どもたちの話し合いで合意にもとづいて使用できるようにしているところがあります。LGBTの子どもも、自分の気持ちを伝え、周りもその子の気持ちや人権を大事にしようという配慮です。もちろん、周りの子どもの気持ちも人権も大事にする配慮です。広島市は、それ以前の問題として、男女にさえ分かれていない共同トイレを子どもたちに強要しています。人権に直接かかわる問題なのだから、たとえ1兆円かかっても10兆円かかっても、ただちに改修してほしいというのが、私の気持ちです。
帰りに、それこそ元祖・出雲そばを食べに行きました。「今から打つから1時間待ってくれる?」、「待ちますとも」で、出てきた打ちたてのそば。私の出雲そばの定義は、①奥出雲地方特産のそばを、②皮ごと挽いて、③小麦など添加しないで打つ、です。今回はこの3つの定義プラス打ち立てで、香りたかく、つやつやで、腰も強く、満足・満足・ド満足!でした。特にそば湯は絶品。そば好きの方、機会がございましたらご案内いたします。(2021.7.25)
Comments