おはようございます。田中です。
今朝は寒かったですね。放射冷却です。この時期は、晴れた朝はとっても寒いだけでなく、少し早起きするとよくわかりますが、早朝は時間がたつほど気温が下がっていきます。
さて、多くの方が求めている、気象「警報」発令時も放課後児童クラブを開けてほしいという要望について、9月市議会で議論がありました。質問したのは石橋竜史議員(自民党保守クラブ、安佐南区)です。「気象警報の発表時、市の学童保育は休所になるが、一方で保育園と同様に学童保育を開所している自治体は多い。市も子どもの安全確保を大前提に制度を見直すべきではないか」。これに対し、市は「警報の発令が長期間に及びクラブの休所が長期化した場合は、保護者の負担が大きくなることから、今後は保育園とのバランスも踏まえ、検討したい」と答弁。「検討したい」は、「検討する」ではないので、少し曖昧さが残りますが、これまでと比べれば重要な答弁です。
私が注目したのは、その前についている「保育園とのバランスも踏まえ」という文言です。なぜ、ここで「保育園とのバランス」が出てくるのか。行政の答弁や文書は、こういうところにも注目しないと、意図を理解できないということをこれまで何度も経験してきました。これはおそらく、「おそらく」ですが…徐育園は保育料をいただいているので、約束した日数は保育を実施しなければならないけれど、放課後児童クラブは「無料」なのでそれほどでもなかった。しかし、今後は「有料」にするので、つまり保育園と同じになるので、警報発令時も開所しなければならないだろうという意味だと思います。
別に「有料化」しなくても、指導員は出勤しているわけで、何ら経費が増えるわけでもないので「無料」のままでも開所したらいい話しです。この辺に、市も何とか保護者と市民に有料化を納得させようという強い意志を感じます。私の考えが正しければ、「有料化」と警報発令時の開所を関連付けて議論したのは今回が初めてです。これまでは、「有料化」とは無関係に、実施の方向性を示していました。(2021.11.10
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