こんばんは。田中です。
今日、全国学童保育研究集会第26分科会の報告レポートを送信し、研究集会の任務を全て終了いたしました。あとは、「いかだ」を編集して、年内に発送。その前に、明日、緊急で、有料化に関わる説明会を開催するよう求める要望書を提出し、その後議会にも請願します。15日に、三役会議があって、今年はおしまい…、いやいや、22日に子どもを守る会の事務局会議がありました。そこまで終えたら、市連協事務局専従の吉田さんとステーキを食べに行く約束をしています。
年末になって朗報(喜ばしい知らせ)が舞い込んできました。これまで、夏休みに朝7時までに何らかの気象警報が発令されると、放課後児童クラブは休所になっていました。非正規雇用の労働者は、1時間でも、1日でも仕事を休んだら収入が減ります。この8月のお盆から約1週間、晴れていても警報が解除されず、長期に仕事を休まざるを得なかった保護者もいました。「8月は収入が半分になった」という悲鳴も聞きました。また、昼から夜に仕事のシフトを変更させられた保護者もいました。私たちの要望に対し、毎年同じ回答で1ミリもことを前に進めない市に対し、市連協は「一国の猶予もならない」と要望しました。
今年の夏、中区のある保護者が、放課後対策課に直接電話を入れ、警報発令時もあけてほしいと訴えました。対応した市の職員は「そんなことを言うのは、あなただけです」と突き返したような返事。その悲しさと怒りを市連協に連絡してこられました。「職員の名を忘れない」とも言われていました。
市は、来年度から、「警戒レベル3(高齢者避難指示)」(大雨警報・洪水警報発令と同レベル)までは、放課後児童クラブを開所することを発表し、来年度の「入所のしおり」にも掲載するとしました。その際に、「保護者の要望が多くあったので…」と付け加えました。「そんなことを言うのはあなただけ」ではなかったのです。
私たちは、こうして国や自治体に要求し、それを実現させる取り組みを通して、一歩一歩、本当の“主権者”になっていくのだと思います。日本国憲法第12条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」としています。私の言葉で要約すれば「困ったこと、悲しいこと、辛いことがあっても、決して泣き寝入りしたり、自分が我慢すればいいと考えたり、あきらめたりしてはいけないよ」と呼びかけているのです。(2021.12.5)
Comments