こんばんは。田中です。
昨日は、市連協事務局（私と専従の吉田さん）の忘年会を昼間にしました。狙っていたステーキ屋さんは２件とも定休日で、鉄板・ステーキ・お好み焼きの看板のある店で、柔らかい牛肉のランチをしました。「今年は忙しかったね～」が、実感です。
みなさんは国会中継などご覧になることはないのかもしれませんが、私は仕事をしながらラジオで聞いて、面白そうなのはネットの画面で見ています。１７日の参議院予算委員会での「選択的夫婦別姓」問題の質疑は素晴らしいものでした。
みなさんは、ご結婚の際に、名字はどのようにお決めになりましたでしょうか。私の場合は、一応話し合いました。私の名前は田中富範で、単純な名字＋複雑な名前です。パートナーは複雑な名字＋単純な名前でした。彼女の名字にすると、私の名前は複雑な名字＋複雑な名前となり、誰にも覚えてもらえないに違いないという結論に達し、私はそのまま単純な名字＋複雑な名前となり、彼女は単純な名字＋単純な名前になった訳です。私の友人は、結婚式の中で、ジャンケンで決めるという荒技をやってのけました。緊張の一瞬です。新婦の親は、もしか娘が勝ったら、新郎のご両親に申し訳がたたないと大変心配されていました。しかし、新郎が勝って、両家ともホッとしたようです。
国会では、共産党の小池晃議員が、もう旧姓の通称使用の拡大では問題は解決しないのではないかと質問したのに対し、林伴子・男女共同参画局長が、通称使用では解決できない例を紹介した上で、「名前は個人の尊厳やアイデンティティー、人権にかかわるものであり、通称使用では根本的な解決にならない」と、事の本質をズバリ指摘しました。続いて、野田聖子男女共同参画担当大臣が、「世界的に名前を２つ持つ国はどこにもなく、通称使用ということで法律にしたところで、国際社会には通用しない法律ができてしまう」と、夫婦同姓が強制される国は世界で日本しかなく、それをごまかすために通称使用を拡大したところで世界には通用しないことを強調しました。そのうえで、男性だって結婚を機に名字を変えたら大変な苦労を強いられるとして、「夫も野田姓に変えて非常に負担に感じていて、私に腹を立てています」とまで述べました。小池議員は「説得力のあるお話だった」と応じましたが、その通りだと思います。岸田首相は、自民党総裁・総理になるまでは、自民党内でも「選択的夫婦別姓」推進の先頭を走る人でした。総理になったとたん、安倍元総理に頭を押さえつけられているのか、態度を豹変させてしまいました。残念です。
女性の社会的地位が向上し、ジェンダー平等がすすめば、男性のある意味「男らしさ」や「男たるもの…」にしばられることがなくなり、ずいぶん生きやすくなっていくと思います。（2021.12.21）
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