おはようございます。田中です。mini懇談の続きです。
懇談の冒頭は、広島市の財政は本当に厳しいのかという議論でした。これは前回紹介しました。次に議論になったのは、利用料金の決め方です。
対策課は、経済的に困難な世帯に「配慮」するということで、金額を決めた。それで入所をためらう世帯がでないという根拠はない。また、他の政令市と比べても比較的金額が低いと説明しました。
私からは、すでに「払えない」という保護者の声、「あの子はきっともう来れなくなる」という指導員からの声が届いている。入所できない子どもが必ず生まれる・また、他の政令市は、最初から希望者を全員入所させるという発想そのものがないところが多い。そんなところと比べても意味がない、と伝えました。また、お米を届けている家庭の貧困の状態を紹介しました。
重大なのは、市の財政が厳しいと言うのなら「値上げは必至ではないか。政令市の中では有料化したところは値上げしている」と指摘したことに対しては、「将来もずっとしないとは答えられないが、今は考えてはいない」と話しました。今は考えていないでしょうが、将来の値上げは否定しないということです。
サービス向上策の保護者支持率は、お弁当の提供以外は極めて低く、もともと保護者が望んでいるものではありません。その他の項目は2割、3割、小遠足に至っては15%です。「まったく恩恵がない」という保護者が2割、それ以外でも希望するのはほとんどの方が1項目、会っても2項目です。
対策課は「2割3割は低いとは言えない。そういう人の要望も大事にすることが大切だ」と言ってきたので、私たちのアンケートでは半数は有料化反対、市のアンケートでも3割が反対だ。なぜそれを大事にしないのか」と反論しました。討論の中で、お弁当利用者は50%を想定していること。この夏に各区1つずつ試行することを明らかにしました。
施設設備費は、サービス向上策ではなく、市が黙って行うのが当たり前。外部講師も外出も不要。エアコン電気代は、本来市が払うべきもので、上から目線で「サービス向上」ですなどと言うものではなく、「長い間、支払ってもらって助かりました。これからは市が払います。ありがとうございました」と保護者会に頭を下げるべきものだと伝えました。第2土曜日を指導員の合意なしに強行したら、今の70人の欠員どころか「持続的運営が困難になる」と話しました。(2022.6.6)
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